背景

環境シミュレーション研究所は、海洋関係の「環境情報配信事業」「デジタル海底地形図事業」「地理情報システム事業」の3事業を基幹業務としています。それには日々の円滑なデータ収集が不可欠です。

船にデータ収集端末を搭載しネットワーク経由でデータを転送しますが、リアルタイム漁海況情報収集装置であるGPSデータロガーシステムに、TeamViewer IoTを本格導入、確実な遠隔メンテナンスを可能にしました。

課題

  • データ収集端末のメンテナンスには現場に行って機器を調整するコストや人員が必要だった
  • リモートはSSHでの対応や、別の大規模クラウドの仕組みの応用も検討したが、手間や費用の問題で現実的ではない
  • 船舶は通信速度が遅く不安定な3G回線エリアの端を航行するため、狭帯域でも利用できる必要があった
  • 新型コロナウイルスの感染拡大防止で、客先への訪問対応がはばかられる社会情勢のため、リモートで済ませたかった

ソリューション

リモートの仕組みを導入するにあたり、まず、単純にターミナル機能を追加したいという希望がありました。さまざまな仕組みを活用する方法を検討するなか、TeamViewer IoTに注目しました。入後すぐにリモートターミナルが使えるようになり、サポート対応も迅速化。出張コストも人員も大幅圧縮できました。しかも、リモート対応は新型コロナウイルスの影響もあって「訪問しないこと」が特に公共機関のクライアントから歓迎されています。

小平佳延氏 株式会社 環境シミュレーション研究所  代表取締役

「単純にターミナル機能を追加したい。自分たちの製品を変えずに、簡単に搭載できるソリューションはTeamViewer IoT 以外になかった。」

お客様の概要

主に海洋情報を扱い、漁船のGPSデータロガーを用いて漁礁・漁場を診 断するシステムの提供や、各種海洋データの分析・解析&表示、漁場予 測システムなどを展開。海洋水産資源の管理や海洋環境の保全を推進 するサービスを展開している。1991年設立。

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