会社ベースのマルチテナントにより、組織は複数の会社を単一の構造内で安全に接続・管理することが可能になります。この構成は、データや権限を分離しつつ共有アクセスが必要な子会社やパートナーを持つ企業に最適です。マルチテナントを活用することで、親会社は子会社を招待し、テナントマネージャーを割り当て、組織間のアクセスを管理することができます。
この記事は、マルチテナントアドオンをご購入のすべての TeamViewer Tensor ライセンスをお持ちのお客様に適用されます。
要件
- 親会社には以下が必要です：
- マルチテナントアドオン付きの有効な Tensor ライセンス
- 共有コントロールの管理権限
- 子会社には以下が必要です：
- 会社の作成が可能な任意のTeamViewerライセンス
- 共有コントロールの管理権限
マルチテナントセクションを表示するには、共有コントロールの表示権限が最低限必要です。
会社ベースのマルチテナントの設定方法
招待を作成する（親会社）
- マルチテナントセクションに移動し、組織をクリックします。
- 招待タブで、招待を作成をクリックします。
- 関係タイプとして共有コントロールが選択されていることを確認します。
- 説明を追加します。
- （任意操作）最大10人のユーザーをテナントマネージャーとして割り当てます。
- 招待コードと会社管理者のメールアドレスを子会社の管理者に共有します。
組織に参加する（子会社）
- 関係リクエストタブに移動します。
- 参加をクリックします。
- 招待コードと親会社の管理者のメールアドレスを入力します。
4. 確認チェックボックスをオンにします。
5.（テナントマネージャーが割り当てられている場合）その役割を設定します。
6. 利用可能なライセンスが複数ある場合は、いずれかのライセンスを割り当てます。
リクエストの確認と承認（親会社）
- 招待タブに移動します。
- 対象のリクエストを選択し、リクエストを確認をクリックします。
- 割り当てられた権限を確認します。
- 承認または拒否をクリックします。
マルチテナント組織の管理方法
保留中の招待を取り消す（親会社）
招待コードがまだ有効な場合に限り、取り消すことができます。
保留中の関係リクエストを取り消す（子会社）
子会社が参加を見送る場合、リクエストを取り消すことができます。
関係を終了する（親会社または子会社）
- 階層タブに移動します。
- 対象の会社を選択します。
- 関係を終了をクリックします。
- 終了をクリックして確認します。
注意：終了した関係を再構築するには、セットアップ手順を最初から繰り返す必要があります。
テナントマネージャーの追加をリクエストする（親会社）
- 階層タブに移動します。
- 子会社を選択します。
- ユーザーを追加をクリックします。
- すでに追加済みまたは保留中でないユーザーを選択し、ユーザーを追加をクリックします。
- 子会社は保留中のリクエストでリクエストを確認します。
テナントマネージャーのリクエストを承認または拒否する（子会社）
- ユーザー管理内の保留中のリクエストに移動します。
- 各リクエストに対して承認または拒否をクリックします。
注意：
- 参加するユーザーに複数のライセンスが割り当てられている場合は、いずれか1つのライセンスを選択して割り当てる必要があります。
- 一括操作には対応していません。
テナントマネージャーのアクセスを削除する方法
- 親会社：会社ユーザーに移動し、対象ユーザーの詳細を開いて、マルチテナントセクションでアクセスを削除します。
- 子会社：外部ユーザーに移動し、対象のユーザーを選択して会社から削除をクリックします。
テナントスイッチャーの使用
テナントマネージャーは、テナントスイッチャーを使用してアクセス権のある複数の会社間を切り替えることができます。これには、ご自身の会社および接続されている他の会社が含まれます。
