ポリシーを使用すると、インストールされているTeamViewer Remoteクライアントに設定を適用することができます。
これらのポリシーはデバイスグループに割り当てることができ、特定のデバイスグループにどの構成設定を適用するかをきめ細かく管理することが可能です。
デバイスグループを作成し、ポリシーを割り当てることで、管理者は複数のデバイスの設定を同時に簡単に管理・制御することができ、設定プロセスを合理化 し、すべてのデバイスで一貫性を 確保することができます。
このアプローチは、特に分散環境で多数のデバイスを管理する場合に、ITチームの時間と労力を節約することができます。
この記事は、TeamViewer Remoteのライセンスをお持ちのすべての方に適用 されます。
ポリシーの作成方法
ポリシーを作成する場合は、以下の手順で行ってください：
- TeamViewer Remoteのインターフェイスの左側にある組織の設定を開くボタンをクリックします。
- ポリシーをクリックします。
- 新しいポリシーを作成をクリックします。
- ポリシー名を入力します。
- ポリシーを使用したい製品を選択します。
- ポリシーに含めたい設定を選択し、追加をクリックします。
- オプション：設定を強制することで、エンドユーザーが設定を無効にすることができなくなります。
- 保存をクリックします。
ポリシーの作成に成功しました。
ポリシータブでポリシーを割り当てる方法
ポリシータブでポリシーを割り当てるには、以下の手順で行ってください：
- TeamViewer Remoteのインターフェイスの左側にある組織の設定を開くボタンをクリックします。
- ポリシーをクリックします。
- デバイスに割り当てるポリシーを選択します。
- 割り当てをクリックします。
- 割り当てたい個々のデバイスまたはデバイスグループを選択します。
- 割り当てをクリックします。
デバイスへのポリシーの割り当てに成功しました。
デバイスグループ経由でポリシーを割り当てる方法
デバイスグループ経由でポリシーを割り当てるには、以下の手順で行ってください：
- TeamViewer Remoteのインターフェースの左側にあるデバイスボタンをクリックします。
- ポリシーを割り当てるデバイスグループを選択します。
- グループの編集とグループ情報の編集をクリックします。
- 概要内のTeamViewer ポリシーで、デバイスグループに割り当てるポリシーを選択 し、保存をクリックします。
デバイスグループへのポリシーの割り当てに成功しました。
ポリシーの継承の仕組み
TeamViewerでは、デバイスは割り当てられたグループからポリシーを継承することができます。ただし、グループにポリシーを割り当てるだけでは不十分です。各デバイスは、自身が所属するグループのいずれかからポリシーを継承するように明示的に設定する必要があります。
注意：1つのデバイスが複数のグループに同時に所属することも可能です。その場合、どのグループからポリシーを継承するかを定義する必要があります。
これにより、デバイス管理者およびグループ管理者は、以下のいずれかを柔軟に選択できます：
- デバイスに直接割り当てられたポリシー
- 特定のグループから継承されたポリシー
例
たとえば、「Demo laptop - MacBook Air」というデバイスが「Demo group 1」と「Demo group 2」の2つのグループに所属しているとします。それぞれのグループには独自のポリシーがあります。MacBook Air に「Demo group 1」のポリシー（名前は「Update policy」）を使用させたいとします。
継承ポリシーの割り当てには以下の手順に従ってください：
- [デバイス] に移動します。
- [すべての管理デバイス] に移動し、対象のデバイスを見つけます。
- デバイスをクリックし、[編集] をクリックしてデバイスのプロパティを開きます。
- [TeamViewer ポリシー] の項目で、ドロップダウンメニューを開きます。
- [グループからポリシーを継承] セクションから希望するグループポリシーを選択します（この場合は「Demo group 1（Update policy）」）。
- [保存] をクリックします。
Demo group 1 のポリシーがデバイスに正常に割り当てられました。選択されたポリシーは、デバイスのプロパティ内の以下の場所に表示されます：
デバイス情報 ➜ TeamViewer ポリシー
